お店準備 お店運営について

渡仏経験なし知名度なしで開業パティシエ経験約1年でも開業できるのか

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繁盛店といっても一年で一億円稼ぐ会社を経営している訳ではありません。

小さな町で小さなお店を自宅の近くで営業している

でも、自分なりの繁盛店になっていると思っている

そんな小さな菓子店のオーナーです。

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繁盛…にぎわい大いに栄えること

辞書を引くとそう出てきます。

そうなってくると繁盛というのは言い過ぎ感も多少あります。

というのも、暇なときは暇だからです。

毎日繁盛している訳ではないけど、繁盛している日もある。

そんなお店を経営しています。

こんにちは

人口約10万人ほどの都市で小さな菓子店を経営しています。

今回は渡仏経験なし知名度なしで開業、パティシエ歴1年でも繁盛店

と題して

自分なりの意見を述べていきたいと思います。

自分が開業するときに気を付けたこと

専門家さんの意見を聞いて分かったこと

お店を経営して見えてきたこと

長く続けるのに大切なこととは

・自分が開業するときに気を付けたこと

店の名前を分かりやすくする

私の場合、お店の名前は悩みました。

専門学校に2年通っていた時に考えていた名前は、自分の名前の一部を入れること。

自分のお店の名前に自分の名前を入れるってかっこよくないですか?

学生の頃からの憧れでした。

結局は自分の名前を入れませんでした。

その理由は、自分が有名でないから。

売りたいのは自分の名前ではないから、です。

自分が渡仏して有名店で働いていた経験があって、自分に自信があれば入れたのかもしれません。

渡仏経験もなく、名前も有名でないためにやめました。

売りたいのは美味しいお菓子であって、お店の名前ではなかったからです。

修行経験も少なく、パティシエ歴も少なかった私はお店の名前はかっこつけないで

誰でも言いやすく覚えやすい名前にしようと思い、考えました。

なんでその名前にしたの?

そんな会話も生まれると思いますので、なんでその名前にしたのかネーミングの理由はないよりあった方がいいと思います。

何も考えずにこれだ!という理由も面白くていいと私は思います。

商品の名前

注文しにくい商品の名前をつけるのはしたくないと思っていました。

旅行に行ったときや、出掛けた時にお店巡りをするのが趣味。

その時に思ったのが、注文しにくい商品は買いにくいこと。

間違ったら恥ずかしいという理由です。

自分が買う立場で入店して注文するとき、次のお客さんもいるしとにかくアウェー感が苦しい。

早く注文して帰りたいから、焦って間違ってしまうかもしれない。

こんな考えを持つのは私だけかもしれませんが、自分が不便だと感じたことは自分のお店では感じさせたくない。

だから、自分のお店の商品は分かりやすくて注文しやすい名前にしたいとずっと考えていました。

分かりやすいとは、商品に入っているものをそのまま名前にすること。

名前から味を想像できるようなネーミングにすることです。

買って食べてから、自分が求めていた味ではないという失敗を少なくしたいと思ったからです。

セットの商品などには番号やローマ字などを割り当てて一言で注文できるようにしてもいいかもしれません。

お店を知ってもらう

知ってもらうにはどうしたらいいのか。

お客様は、新しいお店の情報をどのように仕入れているのか。

お店の情報を知ってもらい、実際に来てもらうまでにはどのようにしたらいいのか考えました。

実際にしたことは、ブログを毎日更新したこと。

チラシの配布です。

ブログの更新は毎日、少なくてもいいから一日一回はしていました。

お店に関わることでなくても、自分の生活のことでも何でも一日の出来事を毎日更新しました。

チラシは自分で作成し、新聞に折り込んでもらい宣伝してまずはお店ができたことをアピールしました。

チラシの作成については、自分だけではなく、専門家さんの意見も取り入れましたので紹介させていただきます。

専門家さんの意見を聞いて分かったこと

何を叶えたいのか

チラシの作成

叶えるために出来ること

実行して分析すること

チラシの作成

チラシの作成について商工会議所の紹介で無料相談した専門家さんからのアドバイスがありました。

それは、お店の名前ではなく自分のお店にあるもの、一番に伝えたいことを大きくすることです。

お店の名前は大事じゃないそうです。

他にはない、自分のお店にあるもの、アピールポイントを大きく伝えて

大事なところは小さく説明するということでした。

何枚もあるチラシの中から、まずは目を引いて読んでもらわないと意味がないからです。

他とは違うところをアピールして、興味がある人には深く知ってもらえるように説明をつける。

当然、チラシだけではお店のことを全部紹介できないので他にも情報を引き出せるものの紹介を忘れずに入れておく。

私はブログを毎日更新していたので、ブログのアドレスとHPを紹介しました。

何を叶えたいのか

自分のお店で何を叶えたいのかをはっきり答えられるようにすること。

私の場合は美味しいお菓子でお客様を笑顔にすることです。

ありきたりで単純な答えですが、その思いが大切になってきます。

叶えるために出来ること

自分のお店で叶えたいことをするには、自分には何が出来ますか?

美味しいお菓子でお客様を笑顔にするには何ができるのか

他のお店にはない自分にしかできないことは何なのかということです。

ちょっと難しくなってきましたが、何を叶えたいのかをハッキリ答えられれば答えは続いてでてくると思います。

自分は焼きたてを販売することです。

他にはないものを新しく始めるのには、問題も出てくるかもしれませんが

どうやったらその問題を解決できるのかひとつずつ解消していけばいいので時間はある程度かかりましたが、難しくはありませんでした。

実行して分析すること

最初は不安ばかりで、周りにも反対されることが多くありましたが

他にはないものでお客様に選ばれて喜ばれて、自分も笑顔になれる。

叶えたいことをするために、自分にできることを見つけて実行に移すだけでした。

出来ないことを無理してやろうとしないで、できる範囲でやってきたのがシンプルでよかったのかな。

と、今では思います。

開業当初はお客様の希望に答えたいと少し無理をして体調が悪くなってしまった時もありました。

それでも、その経験が無理しない今に繋がっていますし、その理由をお客様に分かるように説明できていれば納得してもらえます。

出来ないことを無理してやることも場合によっては必要になってくることもあるかもしれません。

そんな毎日は長くは続かないことを経験しました。

今でも無理せず、自分もお客様も笑顔になれるように毎日奮闘しています。

お店を経営して見えてきたこと

それは、どんなに美味しいお菓子でも毎日食えば飽きる。

お店のことも忘れるということです。

私達は普段美味しいお米を食べていることを忘れていませんか?

毎日食べていると当たり前になるし、美味しいのが普通になります。

これは留学した時に感じたことでもありますが、日本に帰ってきて炊き立てのご飯が

ただの白米が

こんなに美味しいと思ったことはありません。

小さなころから食べている味なので海外で食べたお米の味に違和感を感じただけかもしれません。

その、どんなに美味しいご飯でも毎日同じものを食べれば飽きる。

いつの日か旅行で食べた美味しかったご飯のことも今では忘れているような気がします。

お店を思い出してもらう

いつの日か旅行で食べた美味しかったご飯の味も記憶に残っていれば、思い出すことができます。

なので、自分のお店の独自の色や形、味で記憶に残せるような商品をひとつでもあると強いと思います。

記憶に残っていれば、思い出すきっかけを作ることで広告宣伝費をあまりかけずにお店にきてもらうことも可能だと思います。

そのキッカケはSNSかもしれませんし、メルマガかもしれませんし、お店の看板かもしれないし、クリスマスなどのイベントかもしれません。

ルーティンを完成させる

例えば、一週間頑張った自分へのご褒美に。

忙しかった時に頑張った自分へのご褒美に。

親戚が来たときはいつもこれ。

などと、その人の生活の一部となるまでファンになってもらえると

思い出してくれることも多くなります。

思い出してくれれば、お店に足を運ぶキッカケになってくれます。

この足を運ぶキッカケが多ければ多いほどお客様がお店に足を運んでくれる数や回数が増えます。

キッカケはたくさんあります。

自分の好きな味だったり、近くを通ったから…など。

情報も多ければ多いほどいいと思います。

新たな提案をする

いつも同じものだけを一生買い続けていく人はあまりいません。

いつもと同じ商品にプラスで買ってもらうことが大切だと思います。

同じものしかない。

いつも買っている商品しかないと思っている。

こんなものもあります。

新しいものの提案やこんなことも出来ると提示しておくこと。

いつ、どこでそのサービスが必要とされるかは自分にもわかりません。

お店に来てくれたお客様が

こんなことも出来るのね。

頭の隅においてもらうだけでチャンスが生まれます。

例えば、発送できるとか、誕生日ケーキおつくりします等。

お客様が頭で想像できないものは売れません。

言葉や写真などでどんどんアピールしましょう。

長く続けるのに大切なこととは

繁盛のコツはいくつも重なりマッチすることで発生します。

どんな繁盛店を作りたいかによっても違ってくると思います。

簡単だと思うことは流行りにのること。

ブームになっているものや食材を置いているお店は、そのものを買うこと、行くことがステータスになっている

(そのお店ではなくて、その商品を買うことが目的である)

だから開店するときにある程度の話題性があれば繁盛すると思います。

ずっと続けていけるかはブームが去った後もお店に来てもらう工夫と、

お店に何を求めているのかを知りそれを知ってもらい売ることが必要だと思います。

もし、これから繁盛店を一から作り上げようとしている方

これから開業するという方はどんな繁盛店を目指しますか?

また、売り上げを伸ばしたいからという方は具体的にどのくらいの売り上げアップを考えていますか?

売り上げ自体を伸ばしても、原価が高ければ手元に残るものは少ない。

原価をかけず安さにこだわるほど競争相手は多くなります。

これから菓子店を開業したいと考えている方は、まずどこでもいいので開業する場所の近くの繁盛店に行くことをお勧めします。

できればそこでアルバイトとして働くのが一番ですが、あまり現実的ではないかもしれません。

そこで売れているもの、売れていそうなもの

置いてあるもの、どこにも置いてないものをチェックします。

この地域のお客様はこんなものを必要としているのかがわかります。

一言に繁盛と言ってもいろんなお店があると思います。

私の場合は一年で半分くらいは繁盛していると言えると思います。

じゃあその半分は暇なの?というと、そうでもありません。

繁盛してないけど、お客様が来てくれるし、経理などやらねばならぬ事がたくさん。

数字を追うことは出来ればやりたくないことでもありますが、続けていると大切だと思うこともたくさんあります。

続けていくとお客様から求められているものと、自分の理想が違ったりすることも。

ただ、面白くないことを長くは続けられない。

(あくまでも私の場合です。)

自分が面白いと感じることでやりたいことを叶えられる。

それが続けられる限りは頑張れます。

長く続けていくにはそのバランスが難しいことでもあるけど、結構大切かなぁと思います。

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