貯金ゼロ(正確は数万程度はあった)
普通の主婦から焼き菓子専門店をオープン。
約6年間経営してきた経験から、小さな菓子店を開店する際に必要とするスキルをまとめました。
あくまでも自分の経験から、ちいさな菓子店を例にしています。
必要なスキルは5つだと考えます。
1.売れる物がある
2.デザイン性がある
3.販売戦略
4.経理の知識
5.生活面(プライベート)
現時点では、この5つが必要だと感じています。
ではなぜ必要だと思ったのかを説明していきます。
買いたいと思える商品がある【売れるモノがある】
まずは、商品があること。
美味しいお菓子でなくても、買いたい!と思ってもらえれば物は売れます。
甘いものが食べたくてケーキ屋さんに行っても、美味しいのか分からず買いますよね。
私たちは
美味しそうだ
食べてみたい
あるいは、
好きな食材を使っているから美味しいに決まっている。
定番のショートケーキだから。
という理由でケーキを選んでいるのではないでしょうか。
シーンによっては、
○○さんがおススメしてくれたケーキだから
流行りだから
とにかく必要な時
お詫びに持っていくのに必要だ
お茶会に準備するお菓子の役割だから
という様々な理由から、そのケーキ屋お菓子が美味しいと分からず買う事が多いです。
そこには美味しさは必要ではありません。
- 「美味しそうだ」にはそう思わせる物
- 「流行りだから」には流行りの物
買いたいと思ってもらえる商品【売れるモノ】が必要です。
売れるモノには、コンセプトが必須です。
もし、コンセプトについてもっと詳しく知りたいという方がいましたら以下の記事をどうぞ。
見た目が大事【デザイン性】
結論、どこに行ってもない又は見たことのない見た目であることを言いたいです。
もう一度言います。見た目が大事です。
商品を包むパッケージ、シール、食材、組み合わせ、色形。
- どこのお店にも被らない商品。
- お店の外観
- お店の内装
- ケーキ屋お菓子のデザイン
挙げてみるとキリがないけど、何かと同じだとパクリになるからです。
自分で考えたものでも、他のお店と被っていたりすると真似したと同じです。
とはいっても、どこにもないオリジナル過ぎると受け入れられない可能性もあるので
奇抜すぎない手が出しやすいオリジナリティー
が必要なスキルの2つ目です。
スキルを磨くには、お店で働くのが手っ取り早いです。
とはいっても、菓子店で働くのが困難な人もいらっしゃるかと。
そんな方へおススメの、お店めぐりでスキルを磨きましょう。
お店の看板商品をつくる【販売戦略】
2つ目のオリジナリティーと似ています。
自分がお店をしたいと思った時に考えること。
周りにライバルはいるのか気になりますよね。
きっと、来て欲しいお客様がいるところに似たようなお店がいくつかあるでしょう。
そのお店とは違うもの、形、で商品を売るのです。
具体的にどういう事かというと、お店の看板商品(一番こだわるおススメ商品)をつくること。
- この辺でチーズケーキと言えば○○。
- 御中元と言えば○○。
- キャラクターケーキといえば○○。
看板商品があれば、自然とお客様にお店の名前を思い出してもらうことが出来ます。
必要な時にお店を思い出してもらうことは
無料の広告宣伝になります。
看板商品があれば、そこにしかない物を求めてわざわざ足を運んでくれるお店になります。
以下、おすすめの記事です。
■忘れられない商品の作り方
利益があってこそ経営【経理】
「経営」 経営とは、事業を営むこと。または、その運営のための仕組み 規模を定め、くふうをこらして物事を行うこと。
その意味の通り、お店を回すための仕組みづくりを工夫して行うには経理の知識が少なくとも必要です。
税理士さんに頼むにしろ、最後に責任をとるのは自分です。
何もわからない、知らないでは何かあった時に無責任ですから
基本的な知識だけでも知っておくといいです。
税理士さんも、結局は他人です。
自分が知っていればもっと節税できた。なんてことが後から出てきて後悔することがないように
日々変わる制度にも目を向けましょう。
ほとんどの方は、経理などは苦手意識があると思います。が、
必ず答えがある
答えのない作業をしている訳ではないので
どこかに答えがあると考えれば、少しだけでも楽になるのではないでしょうか。
■苦手な経理はオンラインソフトを使って解消【時間はかかるが安い】
プライベートの充実【生活】
経営に必要だと思うスキルの最後は生活面です。
どんなに仕事が好きで、休みの日も仕事をするのが楽しい人でも
仕事だけをして生きている人はいないのではないでしょうか。
もしかしたら、いるかもしれません。
仕事のことを四六時中考えている。それでも楽しいという人が。
でも、そんな方は少数派だと思います。
プライベートが充実していないと仕事も面白くない。
少なくとも私はこの約6年間でそう感じました。
仕事があって収入が良くても、その分何かを犠牲にして生きていたら。
時にはそんな時期もあり、大切なときもあるけど
ずっと続いていくとだんだん幸福度が下がる。
何かひとつでも楽しさ、やりがいがあってこその仕事
それで、周りを巻き込んで自分も幸せになってこそ
先ほど経営という意味を読んだように、運営していくための仕組みづくりができた。
と言えるのではないでしょうか。
■不安材料をなるべく少なく【幸福度を上げる】
まとめ
ケーキ屋さんになるための全体像をスキル5つ挙げて説明してきました。
1.売れる物がある
2.デザイン性
3.販売戦略
4.経理の知識
5.生活面(プライベート)
うまくお店を回していくには、色んなことがバランス良く回っていくことが大事なのかと。
それから、あと一つあったら凄いスキルを挙げるとすると、センス。
全体的に見て、お店にあったタイミングで新しい商品やサービスを打ち出せるセンス。
タイミングを見極めるセンスが大事。
売りたい商品、美味しいから必ず売れる。
そう思っても、知名度や時期、値段やお客様の層によって売れる時期
逆に何をしても売れない時期もあります。
そもそも、知ってもらえなければお店に来てくれるキッカケにもなりません。
センスが光れば色んなことをカバーしていい方向に導くことができると思います。
ケーキ屋さんの仕事内容
こう考えてみると、お店をしていくのって大変だ。
そう思いますが、大丈夫です。
普通のママ(当時は主婦)だった私でも開業し、約6年間お金には困らずやってこれました。
もちろん、大変なことも多いしストレスもあります。
楽しい事ばかりではありませんが、それはどの仕事を選んでも一緒。
どんな仕事でもメリットデメリットはあるから。
ケーキ屋さんの仕事内容はというと、とにかく体力が必要です。
- 朝早くから当日販売するケーキの仕上げ
- その後の仕込み作業では重いもの(砂糖は25キロ、小麦粉は30キロとか)
- 閉店後に新作の開発や技術練習
- 休みの日にはリサーチに行く
百貨店などの催事があれば、早朝から荷物の準備などをし、作る数も計り知れません。
それでも自分の作ったお菓子を求めて、足を運んでくれる方がいたり
直接、美味しい!と聞いた時の嬉しさは、ヤバいです。
ケーキを見て食べて幸せそうな顔になってくれる
それがケーキ屋さんのやりがいではないでしょうか。
自分で持ったお店で感じる嬉しさは何倍にもなります!
このサイトでは、お店をやると決心した方のお手伝いや
役立つアドバイスをしていきたいと思っています。
まだまだ勉強したい事も沢山あり、皆さんと一緒に成長していきたいという気持ちです。
本業はお店の経営ですが、こちらも力を入れて頑張っていきます。
私が経験した範囲内でしかアドバイスできませんが、それで誰かの助けになれれば嬉しいです。
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