さて、お菓子屋さんに行くと目の前に飛び込んでくるショーケース。
並んでいるケーキには内容表示がありませんよね。
ケーキだけでなくパンにもありません。
ケーキやパンには、内容表示をしなくていい
というルールはありません。
商品を作る際に欠かせない消費期限。
今回は消費期限当日でも表示する必要がある場合を記事にしていきたいと思います。
生ケーキ(消費期限当日)で表示が必要なとき
ショートケーキに表示してあるお店を今まで見たことがありません。
では一体どんなときに表示が必要になってくるのでしょうか。
表示を省略することが認められている場合
個包装していないとき
容器包装の表示可能面積が30㎠以下のとき
冒頭で少し触れたショーケース内のケーキが
- 包装してあるのか
- 包装してないのか
の違いで表示の有無が決まります。
苺が乗っているショートケーキで包装していなければ表示しない
ロールケーキのような透明のシートで包んである物は表示することとなります。
ケーキを購入、消費期限はいつ?表示方法
包装していないショートケーキを購入。
消費期限の表示がないケーキの消費期限はいつでしょうか。
個包装していないので、表示方法に定めはありません。
お持ちかえり用の箱に消費期限を貼ってくれるお店がほとんどですが
中には消費期限が分からない商品もあります。
その場合は自分で責任を持つしかありません。
冷蔵庫に入れて置けば2~3日大丈夫でしょ
という考えが大半かと思います。
この場合の消費期限は、お店の方しか分かりません。
次の場合は購入するときに消費期限を確認しましょう
- 次の日にお客様に出したいケーキを前日に買って置きたい
- 1人で食べきれないかもしれない
- 色んな味を食べ比べしたい(大量購入)
個包装していないケーキに表示方法の定めはないものの、食べてお腹を壊してはいられません。
お店は表示義務がなくても、店頭で説明をするか
入れる袋や箱に、誰が見ても分かるように表示することが必要です。
消費期限の定義
「消費期限」とは、定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質(状態)の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日のことで、開封前の状態で定められた方法により保存すれば食品衛生上の問題が生じないと認められるものです。
(消費者庁HPより)
また、消費期限は品質(状態)が急速に劣化しやすい食品に使われます。
弁当、調理パン、そうざい、生菓子類、食肉、生めん類など
お店側は、適切な管理をした保存方法で安全性のある根拠を前提とした消費期限の設定をし
お客様にもその旨を伝えることが最低限必要です。
まとめ
内容表示は必要かという問題について
どんな場合であっても必要だと考えます。
日本の法律や義務では
包装していなかったり、表示する場所がないときは表示の義務がありません。
しかし、お客様に安全にお菓子を召し上がって頂くためにはどんな場合でも表示は必須です。
心配されるアレルギーがある場合や、お客様の手から離れて別の方の手元に渡った時
- いつまでが消費期限で
- どんなものが入っているのか
- 保存方法
が書いてあれば安心できるからです。
表示方法などには決まりがあり、検査には時間もかかりますが
しっかりと表示をしているお店は少ないので他店との差別化にもなります。
決まりを守った表示方法で信頼を得るためにもお店には是非、実施して頂きたいです。
■消費期限の決め方について
カテゴリー別
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