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ポイントサービス加盟店になる|注意点と費用について

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ポイントサービス登録ってどうやってするんだろう。費用はどのくらいかかるのだろう。

今回はネットユーザーの約95%が保有している楽天スーパーポイントと、国民の半分以上が所持しているTカードについて調べてみました。

2021年5月10日時点での価格になります。(税別)

 Tポイント楽天スーパーポイント
加盟金(初月のみ)50000円55000円
月額利用料7500円4500円
システム利用料2%1p→0.5円
ポイント付与分100円or200円→1p100円→1p

普段のお買い物でレジで会計をする際、あなたはどんなポイントサービスを利用していますか?

交通系、銀行系、通販系、消費者金融系、流通系などなど。

現代社会でどこのポイントも貯めていないという方はほとんどいないと言ってもいいのではないでしょうか。

会計の前に聞かれる、○○ポイントカードお持ちでしょうか?という一言。お店によっては会計時に〇〇ポイントカードと〇〇ポイントカードお持ちでしたらお出しください。というお店があるのをご存知ですか。

きっと知っている方がほとんどかもしれませんがなぜ、両方のポイントが貯まるのでしょうか。

違う会社のポイントを同時に付与してくれるサービス。なぜ、お店によって違うのか少し調べて見ると、お店がポイントサービスと提携しているからでした。

ローソンでPontaポイントが貯まったり、ファミマでTポイントが貯まる。貯まったポイントも使える。どれも、お店が提携しているから。

会計時に二つの異なったポイントが同時に貯まるのも、そのお店が二つのポイントサービスと提携しているからだったのですね。

お客様側からしてみれば、ポイントカードを出すだけで二つ分のポイントが貯まるのだから持っていれば2倍貯まるとても便利な機能です。

では、お店側はどんな利点があってポイントサービスを利用しているのでしょうか。

1、ポイントカード導入のメリットとデメリット

2、みんなはどんなポイントサービスを利用しているの?

3、各ポイントサービスの申し込み方法

4、注意点

それぞれ順番にどうぞ。

ポイントカード導入のメリットとデメリット

メリット

ポイントカードが使えるお店をわざわざ選んで買い物をする人がいるため集客効果がある。

決済サービスがついているのでレジの省力化になる。

集客クーポンの発行ができる

顧客分析レポート

デメリット

費用がかかる

申し込みの手間

使い方

さて、デメリットを理解した上でメリットが大きいと考えたらどんなポイントサービスに登録すればいいのでしょうか。

お客様目線からすれば、どのポイントも貯まった方が嬉しいので全部の導入があれば嬉しいところですが、全てのポイントサービスと提携するのはあまり現実的ではありません。

ではどのようなポイントサービスと提携するのがいいのでしょうか。個人的にいいなと思ったのはTポイントカードです。日本国民の半分以上がTポイントカードを使用しているので魅力的ですね。

ちなみに日本男性人口56,4%、日本女性人口の55,7%がTカードを所持しています。(Tポイント提携店募集サイトから)

なぜTカードがいいと思ったのかをもう一つ挙げるとすると、自分のお店に来てくれるお客様の年齢層は若い方より年配の女性の方が多いからです。

ここで、みんなはどんなポイントサービスを利用しているのかなどの調査結果を見てみましょう。

みんなはどんなポイントサービスを利用しているの?

(ネットエイジア「日本人のポイント活用に関する調査」から)

利用しているポイントサービスについて全国20〜40代の男女2000人対象の結果ランキングはこちらです。

1位 Tポイント

2位 楽天スーパーポイント

3位 Pontaポイント

4位 dポイント

5位 Amazonポイント

年代別ではどの年代も、3位までは入れ替わりがないのでこの上位3社が強いポイントサービスだということがうかがえます。

4位からは年代によってnanacoポイント、LINEポイント、WAON POINTがランクインしています。

みんなが利用しているポイントサービスなんだから、Tポイントをを導入しようかなと単純に考えると思いつきますが、実際どうでしょう。

あなたのお店に来てくれるお客様がどんなポイントサービスを利用しているのか。多くのお客様が利用しているポイントサービスを導入するのがいいでしょう。

利用してくれているポイントサービスでなければ、導入する意味がないからです。

費用をかけてポイントサービスと提携するのですから、費用対効果がなければ導入してもお店側にメリットが少なくなってしまいます。

先程あげたメリットの中でのクーポンの発行やポイント倍サービスなどどのメリットも、そのポイントサービスをお客さまが利用してくれて初めて発揮されるメリットです。

駅近だったらPASMOや交通系のポイントかもしれませんし、郊外にあるところだったらコンビニやイオンなどのnanacoポイント、WAON POINTかもしれません。

近くに空港があったり、旅行する方が多く訪れるのであれば日本航空のJALマイレージバンクや、全日空のANAマイレージクラブかもしれません。

続いて貯めやすさ満足度をみてみましょう。

1位 楽天スーパーポイント

2位 Tポイント

3位 dポイント

普段の買い物での貯めやすさや旅行の際に貯めやすいものによってランキングに少し違いがありますが、楽天スーパーポイントは満足度では上位にランクインしています。

それでは、気になる費用について。

システム利用料は計算方法がちょっと複雑です。できれば担当者の方から直接聞いた方がいいでしょう。

カード利用の売上が10000円の時のサービス利用はいくらか。

100円で1pですから、10000円では100p

100pで50円のサービス利用料+ポイント負担100円→1p

楽天スーパーポイントでは、10000円→150円

Tカードでは、提示売り上げ税込価格に対して2%+ポイント負担額100円か200円につき1p

Tポイントでは、10000円→300円、250円

それぞれシステム利用料が発生します。(それぞれの資料の中から計算しています。)

各ポイントサービスの申し込み方法

どちらも、まずは資料請求してください。

楽天https://pointcard.rakuten.co.jp/alliance/

Tポイントhttps://tsite.jp/fs/contact/index.pl

資料請求では担当者の方から電話が来る場合がありますので、知らない番号や未登録の電話番号からの着信には出ない人は予め電話番号を聞いておくと安心です。

注意点

お店独自のポイントサービスをすでに実施している場合はポイントの二重とりになるので注意したいところです。

せっかく導入するなら、お店に来てくれるなるべく多くのお客様に喜んでもらいたいですから、どのポイントサービスを導入するのかは重要になってきます。

もし、普段から利用しているSNSサービスでアンケートをとれたりするものがあれば、利用するのがいいです。

費用をかけて導入したのに、利用するお客様がいなければ導入の意味がありません。クーポン機能やお客様分析機能もお店の経営にとって重要なことでもありますが、それ以上にお客様に喜んでもらえなければ意味がないのです。

お店の場所や来てくれるお客様の年齢層、そして地域性などを踏まえて導入するポイントサービスを決めることができれば冒頭で挙げたメリットが最大限に活用できてお店の繁盛にもつながるでしょう。

私のお店の場合

自分のお店はポイントサービスを利用していません。

なのに、ポイントサービスについて調べたのかについては理由があります。

冒頭でも少し触れましたが近所のとあるドラッグストアで買い物をしたときに、そのドラッグストアチェーン店全てで使えるポイントカードと、楽天ポイントカードを一緒に出すと両方ポイントが貯まるという経験をしました。

お店独自のポイントサービスがありながら、他社のポイントサービスも利用しているのにはどんな訳があって導入しているのか疑問に思ったからです。

もしも、独自のポイントサービスのほかに導入するメリットがあるのなら、お客様に喜んでもらえるのならば導入しようかな、と考えたためです。

最近ではネットショップに力を入れていきたいとも思っていたので導入しようか本当に迷いました。

自分のお店では今のところ独自のポイントサービスより良いサービスがありません。

焼き立てを販売しているために一日の製造数が限られているため普段からクーポン発行はしていません。やり方次第で満足感を得られるクーポンの発行も可能かもしれませんが、そこに力を入れるより商品開発やお店独自の宣伝広告を実施した方がお店に来てくれるお客様が増えるし、満足感も得られているからです。

地域性やお店の形態によっても違いますが、大手ポイントサービスと提携してクーポンの発行をしてもお店の名前を売ることはできません。

また、人間は一度お得な経験をするともっともっとお得に買い物したいと思うものです。安さやお得感で満足を与え続けることは、な数量限定で1人で作る菓子店には向いていないと思います。

ポイントが使えたり貯まったりするから買いに来てくれるお客様を増やすことに力を入れるよりも、お店独自のサービスに力を入れてお客様にも満足してもらえればお店に来てくれるからです。

今のところ値下げをしたりせずともお客様は必要な時に選んでくれています。もちろん暇な時期はありますが、年間にすると週2日休んでも1000万円弱の売上を維持できています。

クーポンなどの、安さで満足感を与えることは機械製造で大量に絶え間なくしかも継続的に作り続けることのできるお店向きと考えます。

何個作っても疲れない機械とは違って、どんなに楽しい作業でも数が多すぎると好きなことを仕事にしていても人間ですからいつかは疲れて動けなくなります。

少しのお客様でもいいから、満足してくれればいい。それでも良いのかもしれませんが、経営は甘くありません。利益ばかり考えたくないのはごもっとも。利益ばかりを優先していてはお客様を満足させることはできません。

しかし、お店によっては安さを求めるところとそうでないところがあるのも事実です。

長期的に考えると利益を考えることはとても大切です。

導入料や月額料が発生したり、ポイントの負担などがそれぞれのポイントサービスによって違いはありますが、1人で決められた数しか作れないお菓子屋さんの場合は注意したいところです。

長期間無理しすぎると、体を壊してしまいますので楽しく健康的に(重要)経営していけるような形態で営業しましょう。

もし、これからお店を開店するよ。という方でしたら少し経営の状況を見てからどのサービスと提携するのかを考えるのも良いかもしれません。

そこでアンケートを取ることもいいですし、もしかしたら導入しない手もあるかもしれません。一日にどのくらいの人がポイントサービスを利用してくれて、そこで活かすことのできるメリットを考えてから費用対効果を考えましょう。

どんなメリットを望んでいますか?

集客効果?それともクーポンの発行?お客様分析?

狙っているメリットがお店で活かせるのかどうか。

ポイントサービスには、導入するのに利用料がかかります。初期費用はともかく月額利用料がいくらなのか、ポイントの負担の有無をしっかりと理解した上で自分のお店にあったポイントサービスを導入できたらいいですね。

導入にはネット環境が必要です。その他支給されるものと準備されるものも申し込み前に確認しましょう。

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