ずばり簡単か、難しいかというと、簡単じゃない。でも難しくもない。です(笑)
では、はじめてひとりでの青色申告。
これからその理由について説明していきたいと思います。
これは帳簿の経験や、知識があまりなく税に関してもあまり詳しくない
筆者がこれまでの反省点を踏まえて個人的な考えを記事にしたものです。
簡単じゃないってどんなことか
簡単、はじめての確定申告とたくさんの便利なソフト等が紹介されています。
キャッチーな言葉ほど、裏になるかあるのではないかと私は思ってしまいます。
初めてで、簡単にできるものがもしあるとすれば
才能だと思います。
何をするにも初めから簡単に最初から上手にできるものは
私にはありません。
私のお店は菓子店ですが、最初から上手に美味しいお菓子を作れている訳ではありませんでした。
せっかくできた誕生日ケーキをひっくり返して失敗してしまったり
最後に入れるはずのバターを入れ忘れてしまったり
焼きすぎて焦がしてしまったり。
よくある失敗だと、砂糖と塩を間違えた!!とか(笑)
幸い砂糖と塩を入れ間違えることはありませんでしたが、
はじめて就職した当時、思い出したくないほどの失敗をしました。
思い出したくても忘れられないほどの失敗の数です。
そんな感じで、簡単じゃないということです。
慣れれば、簡単とは言わないかもしれませんが
要領が分かってくると時間もあまりかけずに出来てくると思います。
私にとって一番大事なのは
最後までやりきるぞ!という気持ちかもしれません。
難しくないけど、面倒。
本当に、面倒です。
初めてで要領も分からないときには一つずつ検索しながら進めていくので
進行が遅い。
調べるのが面倒。
なのに、誰にも評価されない。
いっそのことお金を払ってまた税理士事務所さんにお願いしようかと思ったほどです。
そのぐらい嫌になってしまうことがありました。
そこで嫌になってもコツコツと、ひとつずつ記憶がなくならないうちに
進めていけば段々と慣れてきて、要領も分かってきます。
私の場合、はじめてひとりでする青色申告ですが
税理士事務所さんにお願いしていた時期もありましたので
日々の帳簿や手元に総勘定元帳や貸借対照表などの
前年度のデータがあります。
分からなくなったらそのデータを見返せば、こんなふうにすればいいんだな。
と解決することも多くありました。
法律の変更等、消費税の計算の仕方や細かい部分が変わったこともあるので
その点を注意していけば、答えの出ない問題を解いている訳ではないので
難しくはないです。
どうしても解決しないことは、誰かに聞けば教えてくれます。
私は商工会議所さんに相談したり、ネットで検索したりしています。
困ったとき誰に相談するのか、時期はいつがいい?
仕分け方法はネットで調べるか、去年のデータをみます。
まずは、去年と同じ取引だったときは
基本的に同じ仕分け方法で仕分けするという決まりがあるようでしたので
去年のデータを見て決めます。
データがないときはネットで検索して
最終的に自分で決めます。
それを今後同じ取引があったときに同じ仕分け方法ができるように
自分で分かるように保存して置くと便利でした。
クラウド型のもの等、メモで残しておけるものもあるので活用するといいと思います。
やよいの青色申告オンライン時期については、12月になってから税理士さんにお願いしようとアポをとっても、
税理士さんも忙しい時期になるので
来年度からにしてくださいと断れてしまうこともあるので気をつけてください。
(経験あり)
開業の時期が決まらなくても、開業日から遡って一年ぐらいは
事業に使ったお金は経費として計上できるものもありますので
なるべく早めに相談しておくことをお勧めします。
ちなみに私は12月に開業してその年の申告は忙しすぎて
青色申告できませんでした。
12月に開業予定の方は是非、早めに相談することをお勧めします。
今からでも大丈夫です。
やる気があれば、面倒な作業はありますが出来ると思います。
青と白どっちがいいの??
私の知り合いのひとり社長は白色です。
帳簿の知識があまりないということでしたが
売り上げも高くないし、節税するほどでもない。
という理由だと思います。
そういう方は時間がかかり、好きな作業でもない
それであれば白色で十分ということだと思います。
私も初年度開業したときは白色でした。
しかし、思った以上にお店がうまくいき
次の年には予想以上の売上げがありました。
初年度に青色申告していれば、赤字部分を次の年に繰り越せたのに。
知識がありませんでしたのでちょっと損をした気分だったのを覚えています。
結局その年は課税事業者となり後々、税金をかなり払うことになりました。
このことについては後々紹介していければと思っています。
はじめてでもひとりでできるのか知識ゼロでもできる?
知識ゼロではじめてでもできると思います。
便利なソフトや探せば助けてくれる方もいます。
しかし、事業にかける時間が多ければ多いほど経理にかける時間は少なくなってきます。
そうすると自分の休みの時間を削って経理をすることになり
せっかくの休みの時間に休めなくなってしまったり
子供との時間を削って経理をすることになります。
仕訳項目が一年50程度だと知識がそこまでなくても出来ると思います。
それ以上になると、時間がかかるので少し気合を入れてやらないと
いけないな、と私は考えています。
菓子店なので、そこまで複雑な取引がないので簡単な方だとは思いますが
売掛や現金以外の取引、一年間の売上が1000万円を超える事業の場合。
これに当てはまる方やなりそうな方は(そうでなくても勉強のためにも)
早めに税理士さん等に相談した方が、節税になるかもしれないし
時間の節約にもなるし、自分のお店に合った節税の仕方を紹介してくれると思います。
これは知識があまりない私の個人的な意見です。
おまけ 開業日に注意
先ほど少し触れましたが、私は12月に開業しています。
開業してから数年経っていますが、あの時に青色申告していれば…
という後悔したことは今でも覚えています。
今では勉強になったな、しょうがない。
と割り切っていますが、
12月に開業して慌ただしく日々が過ぎていき
知識がないのに貸借対照表を作れるはずがありません。
貸借対照表を、噛まずに言えないほど慣れてなかったです…
もし、1月に開業していれば、少し余裕があって税理士さんにも相談できて
節税できていたかもしれません。
結果としては
あの時なるべく早めに開業して収入を得たいという理由がありました。
開業準備のために仕事をしていなかったので
どんどん生活が苦しくなっていたと思います。
なんとかクリスマスに間に合わせようと強引に開業した感がありますが
もっと計画していればとか
考えたらキリがありません。
もし、お金と時間に余裕のある方は開業日にも注意していただくと
もしかしたら後々節税につながるかもしれません。
とはいっても、事業の形態や生活様式は一人ひとり違います。
自分に合った方法で、なるべく負担が少ない方法で申告をしていきたいですね。
初めてでどんなソフトを使っていいのか分からない。そんな時はお試しで使ってみてください。
登録するのが少し面倒かもしれませんが、今なら無料でお試しできます。
いろんなソフトがあって私も迷いましたが、お試しで使いろんなソフトを使ってみてから有料に切り替えようかなぁと考えています。
私はやよいの青色申告オンライン を使って青色申告をしています。オンラインだと相談相手の所にタブレットを持ち運べて気軽に相談にいくことができるのでオススメです。ネット環境がないと使用できないので注意が必要ですが、お店でも家でも申告の準備(日々の帳簿)が入力できるので私はこれからもこちらを使っていく予定です。
ただし、相談相手によっては知らないソフトだと指導しにくいということもあるかもしれませんので一度相談できる方へどんなソフトがオススメなのかを聞いてみてからもいいかもしれません。
青色申告は日々の帳簿がとても大事です。
毎日の帳簿が自分でもしっかりと管理できていれば申告の際に戸惑うこともあまりないかと思います。なるべく早くから日々の帳簿を貯めずに少しずつまとめていけるといいですね。
青色申告来年に活かしたいこと反省点まとめ