個人事業主で、最初は売り上げが少ないだろうから確定申告は白色で良いだろう。
こんな考えの方がいらっしゃるかと思います。
問題ないと思います。
青か白かどっちがいい?
自分の場合
開業準備段階での売上予想は月に15~25万円程、年間で150万円~250万円。
実際一人でお店を経営し、一人で青色申告する手間を考えたら、白色申告でいい。即決でした。
結果白色だと、年次に赤字を繰越できず当時は大変後悔しましたが、勉強になったのでよし。
店舗を増やす際に活かせます。
このような経験からお店を開業するときに
時期と申告方法について良く考えた方が為になるかもです。
特に、お店が忙しくて節税したいから青色申告にしたい
と思っても、時期を逃してしまうとできないこともあります。
詳しいことは他サイトにも細かく紹介されていますので参考にしてみてください。
開業にお金がかかる施設ほど、青色申告がおススメ
青色申告だと、毎日帳簿しなければいけませんし、現金のチェックを毎日するので特に面倒です。
何が大変かというと、確認作業が特にめんどう。
私の場合は初年度白色申告でしたが、売上が好調で経理に目を向ける暇もなく働いた結果
多額の税金請求がきました。
とにかく節税しないと収入のほとんどが税金にもっていかれてしまう。
嬉しい悲鳴のようですが、毎日頑張って働いた
みたいなイメージです。
決められたルールなので守るのは当然ですが、税金が払えなくならないように働くより、もっと大事な事に目を向けて経営したいですよね。
ちなみに、青色申告すれば、65万円の控除を受けられるうえに赤字になった分を次年度に繰り越せます。
注意点
開業時期について
通常個人経営の場合、1月~12月の一年間で区切ります。
なので、1月に開業した場合はその年の前の年である1月~12月までにかかったと経費と収入を計算し確定申告で自分の税金を確定します。
12月に開業した場合は同じ年の1月~12月にかかった経費と売上を計上します。
売上が1000万円を超えると、課税事業者となり、別途消費税を納めなければいけません。
1000万円を超える売り上げの見込みがある場合は帳簿が細かくなりますが、初年度より青色申告して65万円の控除を受けた方がいいかと思います。
繰り返しになりますが、開業時に青色申告していれば、赤字になった分は次年度に繰り越せます。
という理由から二年目からは青色に切り替えました。(注意点有)
高校生の時に将来のために役立つかなと思い選択していた簿記の勉強がここで役に立ったわけですが、
簿記をしたことがない、家計簿をつけたことがない。
そんな方にはちょっとハードルが高いと思います。
それでも初めての申告のことです、よく分からないことが多かったのが印象に残っています。
勉強が得意な人であればこれから勉強すれば問題ないですが、私は好きなことじゃない教科はうまく勉強できない子でしたので
将来のためになると選択していた授業だったのでやる気はありましたが、覚えるまで大変でした。
というか、ほとんど忘れていました。
ぶっちゃけると体育、音楽、英語以外は全く話にならない成績。
というのはどうでもいい話ですが、帳簿関係の勉強なしでの青色申告は少しハードルが高いという感じがします。
なるべく低価格で青色申告をしたい方は、年会費を払えば相談できる青色申告会を利用してみるのもいいかもしれません。
年会費は15000円程です。HPで検索すれば地域の青色申告会の会費が出てきますので気になる方はチェックしましょう。
専門家さんは最低でも月10000円といったところ。
これは一例ですが、事業の形態などによって変わります。
より複雑な経理を要すれば、その分仕事量が増えますので依頼料も増えるのは当然です。
さらに、確定申告の際に+でかかってきます。
10000×12=120000+確定申告代といったところです。
専門家さんも事業主ですので、専門家さんによって価格設定は違います。
又は、もし商工会や民商などに入会する予定があればその会費代はかかりますが、無料で相談できます。
無料の範囲が決められているかもしれませんのでお店を構える地域の商工会、民商さんに問い合わせしてみてください。
青色申告会は確定申告の時期に近いほどとても混雑しますので、早めに相談しておくのが良いでしょう。
2時間待ちは当たり前というような時期もあります。
私は初年度の白色申告するための相談で2時間待ち、相談を受けながら書類作成し、やっとのことで申告しました。
(地域の無料の相談窓口を利用)
みなさん、時間がかかってでも申告はしなければいけないので
行列に並ぶのだと思いますが、時間がもったいないです。
専門家さんに頼んだ費用も経費計上出来ますので、相談してみるのも一つの手です。
しかし、自分でも青色申告できない訳ではありません。
毎日現金の管理をし、必要な書類をそろえられれば
慣れてしまえば複雑ですが、簡単です。
私は1週間ごとに記録して、1か月ごとにソフトに入力しています。
特に、私のようなお店の場合は単純ですね。
仕入れた材料で菓子を作ってお客様にテイクアウトで販売するシンプルなスタイルだからです。
会計は現金のみ。
卸売りをしていたり、売掛金や買掛金があったり、自分で作ったものではなく、仕入れた菓子をそのまま売るスタイルだったり、
テイクアウトとイートインが両方ある場合は軽減税率で消費税の%も変わってきますので複雑というか、そろえる書類が多くなります。
誰かを雇用するにしいれば、申請が必要です。
所得税の申告や納税もあります。(例外もあり)
まとめ
慣れてきたら自分で青色、最初は専門家に頼む。
大雑把にまとめると、収入が1000万円以下なら自分で青色申告。
お金がかからないので、最初から頑張って自力で青色申告するのが理想ですよね。
少しでも効率的に申告するために専門家に頼んでおく
とは言っても、慣れてきたのでそろそろ一人で申告したいなと思った際
最初は頼んでいたのに断るのは気まずいところもあります。
自分で白色
↓
次の年から青色(専門家に依頼)
↓
帳簿に慣れてきたら自分で青色申告
初年度から1000万円を超える売上計画であれば初年度から青申がおすすめ。
少しでも経費節約できれば、納める税金が少なくなるかもしれないからです。
最初は無料でお試し利用できる、オンラインソフトなどをうまく利用して
打ち込んでみるだけ打ち込み、税金額を調べることも。
私はこちらで青色申告しています。
やよいの青色申告オンライン一年間無料でお試ししたところ、特に不便もなく使用できたので
更新して利用しています。
他にも青色申告できるものはありますが、実績NO.1なので信頼できるかと。
無料で利用できるお試し登録は以下からどうぞ
自分で青色申告するのは今でも面倒だと感じていますが、自分のお店の経理を深く知れますし、
自分で自分のことはやりたいという気持ちがありましたので、時間がかかりますが満足しています。
もちろん、時間と相談しながら
今後はどうするのかその都度考えます。
日々の帳簿を貯めないで、毎日経理の時間を作るように組み込めればいいですよね。
毎日だと大変だという場合には、1週間経ったらまとめるなどいろいろ試してみる。
自分の場合、2週間ぐらい経つと、レシートを見ても何を買ったか忘れてしまうので1週間分のレシートをまとめて帳簿しています。
自分でも何に使ったのか分からないものは経費に計上することができず、事業主貸というような項目になってしまわないように。
自分にあった方法を選択してみてください。
雑談
年間の事業計画で150~250万円としましたが、あくまで創業前の私の場合の予想額です。
家族を養う必要がある場合などの家族構成や支出の程度や融資の額、開業準備にかかる金額によって様々です。
あくまで自分の場合に、当初計画した事業計画です。今考えてみると、甘い計画だったなと思います。
絶対に、参考にしないでください。(笑)
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青色申告来年に活かしたいこと反省点まとめ
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