小さな焼き菓子専門店を開業してから約6年間。
私自身いまだに経理には慣れません。
事務として働いていた経験や、簿記検定に挑戦した経験はあるものの
勉強と実務では大違い。
でも、覚えてしまえば慣れたもの。
面倒なことは変わりませんが
お店のパターンが分かれば、自分で青色申告できるようになりました。
今回は自分で青色申告をする場合はもちろん、プロに任せても覚えておきたい
自営業で役立つであろう年間スケジュールについて記事にしていきます。
今すぐおススメのソフトを無料でお試ししたい方は以下からどうぞ
やよいの青色申告オンライン年間スケジュール
1月 在庫チェック、源泉徴収税(特例)、給与支払い報告書
2月
3月 所得税、消費税、確定申告
4月
5月
6月
7月 源泉徴収税(特例)
8月 個人事業税
9月
10月
11月 個人事業税
12月 棚卸、年末調整
(その他、住民税、固定資産税、国保、年金など)
・10月頃に、年間の収入を予測します。節税効果を狙ってふるさと納税をするため。
(今後記事にしていく予定)
自営業の経理ってどんな仕事?【菓子店】
主婦の方と同じで、家庭の事までも全て自分でやなければいけない自営業。
仕事しながら家事育児と、本当に尊敬します。
個人事業主になると、営業から販売、製造仕入れ片付け掃除…
会社やお店にかかわることを全て自分でやらなければいけません。
ここで、主にどんな経理をしているのか少し紹介します。
毎日の経理の仕事内容【資格なしでも出来る】
会社によって決まりがあるが、小さな焼き菓子店経営の私が行っている日々の経理を紹介します。
・レシートや領収書を忘れずにもらう
日々の開店準備に必要なものを購入した証拠を残します。
税理士さん曰く、領収書よりレシートがいいそう。
理由は、領収書では但し書きに品代と書いてあるだけだから。
レシートには何を買ったのか詳細が記されているので、いいそうです。
良いとは、何のために何を買ったのか。
例え自分で購入したものでも、後になって思い出せない物があることも。
詳細が記載されているレシートであれば、何を買ったのか書いてあるので調べれば分かりますし
分かりにくいレシートには手書きで書き足すことも可能です。
もし、税務署から質問されたときにも役立ちます。
自分のお店のことなのに分かりません、覚えていません。では、信用を無くします。
もしかしたら経費にできなくなってしまう!なんてことも。
経費にできる金額が減ると、その分収入が増えるという事になりますから
税金の再計算をしたら、多く払うことになってしまった…となりかねません。
誰が見ても分かりやすいレシートをきちんと管理しましょう。
・毎日売上を計算し、手元にある現金を計算する
青色申告をする際に必ず必要になってくる計算のひとつです。
手元に現金がいくらあるのかということ。
朝の始まりにはいくらあって、1日の終わりにいくらになったのか。
記録に残す数字と実際の現金が合っているかの確認を毎日行います。
原則毎日記録することとなっています。
・従業員がいる場合は源泉徴収を行う必要がある。
(給料が88,000円以下などの場合を除いて)従業員に支払う金額から源泉徴収する税率を計算し
差引金額を給料として支払います。
実は、知らない人が多いのでは。
普通の主婦だった私は、この計算に少しビビりました…
預かった金額は期日までに税務署に支払います。
期日は毎月か、半年に一度です。(申請方法による)
手順です。
1.従業員を雇ったら税務署に報告 ※「給与支払事務所等の開設届出書」を出す
2.給料から源泉徴収を預かる ※源泉徴収の義務がない場合もある
3.預かった源泉徴収税を税務署に支払う ※従業員から源泉徴収していない場合も報告
4.従業員に源泉徴収票を渡す
家族に給料を払っている等では源泉徴収の義務はありませんので、管轄の税務署に確認しましょう。
源泉徴収の計算方法は支払う金額によって違います。
税務署から納税の手引きが送られてくる他、国税庁HPで確認できますので間違いないよう計算します。
請求書、納品書を保管する
法人では7年、個人事業では5年間の保管が義務付けられています。
・納品書の保管方法
納品書は、業者ごとに分けて保管しておきます。
1年単位で分けて置くと、後で調べたいことがあったときに探しやすく便利です。
・請求書の保管方法
納品書と一緒に、業者ごとに分けて保管します。
請求書は、1年単位で分けて置くことはもちろん出来れば1か月ごとに分けて整理しておきます。
1か月ごとに分ける理由は、決算のときに必要な情報を探しやすくなるから。
ホームセンターに売っているファイルなどを利用して
業者ごとに違う色形の違うファイルで保管しておくのもおススメです。
年末年始に在庫を確認する【棚卸】
材料や、資材の在庫を全てチェックします。
残っている在庫は次の年度に使うものなので、金額に換算します。
換算し次の年に繰り越します。
説明が難しいですが、ソフトに頼れば金額を入力すればいいので簡単です。
ソフトの有効活用【超おすすめ】
私は弥生の青色申告を使って、青色申告をしています。
■自営業の青色申告についてのおすすめ記事
↓気になる方は、以下をクリックすると弥生のトップページへ飛びます。
やよいの青色申告オンライン青色申告を自分でしたい時。
始めてだと分からないことだらけなのではないでしょうか。
何から始めていいのかも分からない状態でも、ソフトがあれば日々の帳簿から入力も安心です。
お試し期間が終わると無料ではないものの、税理士さんに依頼するより安く済みます。
なるべく節約したい方にはおすすめのソフトです。
ただし、税理士さんに頼むより時間も手間もかかるので
勉強していける覚悟と、そのための時間の確保もできる時にどうぞ。
無料期間で慣れてみるのも有です。
自営業の経理について【まとめ】
今回はスケジュールについて記事にしてきました。
毎日の経理は年に一度の決算(確定申告)をスムーズにします。
面倒な確定申告を少しでも楽に悩まず行うには、
- 日々の帳簿をきちんとつけること
- 分からないままにしておかないこと
が大切です。
年間のスケジュールを見て、どんなことをしていくのか頭に入れることは
前もって申請が必要な制度が存在することもあり、大事です。
例えば青色申告で控除を受ける際などは、事前に税務署に申告しなければいけません。
年間スケジュールを立てて自営業ではどんな経理をしていくのかを頭に入れ
知らなくて損した!なんて事がない様にしたいものです。
■経理関係のおすすめ記事
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