私は一年以上、睡眠の質を良くするための薬を寝る前に服用しています。
病院で処方された処方箋です。
周りの勧めで精神科を受診し処方されたものです。
強い薬ではないのでいつでも止められる
そう聞いて安心して、先生に言われた通りに従ってきました。
このまま何もしないで辛い思いをするなら、薬を飲んで少しでも良くなる方がいい。
お蔭で睡眠に関して私の不満はなくなりました。
しかし、あるときに突然、不安感が襲いました
そして、同じような状況になると一度不安になったことがまた起こるのではないかと不安になります。
トラウマです。
薬を飲んでいるのに、夜は十分な時間寝ているのに。
なのに、だんだんと具合が悪くなる自分に嫌になりました。
病院にかかって一年、何も変わっていない自分に。
ちょうどその時に読んでいた本に、薬は飲まない方がいい。
ちょっとした風邪なら、薬を飲むより美味しいものを食べて栄養をつける。
そして無理せず休む。
そうすることで、人間の中の細菌と戦ってくれる細胞が増えて風邪も自然に治っていくと。
病院に行って高熱で受診した患者に出した医師の治療法の一例です。
医療の事を知らないので、評論などするつもりはありませんが。
しかし、少なくとも病院って聞いただけで具合が悪くなりませんか。
そこに通うだけで、元気なのに大病を患っているような気分になる。
治したいから行っているのに、治るものなのに、なかなか治らない事に不安になるし。
だから、自分はこれまで飲んでいた薬をやめました。
もう、病院に行きたくないから。
人間なのだから、不安になる時は必ずあるし、悲しくなる時もあるし、だるくなる時もある。
時にはテンションが上がりすぎて羽目を外してしまうことが大人になってもある。
それは大人として、一人の母親として、いかがなものかと。
そう思っていました。
しかし、そこにこだわるのは辞めました。
毎日飲んでいた薬を突然やめましたから、当然寝れませんでした。
次の日の仕事はやれるだけやればいい。
やれなければ、休もう。
そう決めていたので、無理をしないで最低限やって終わりました。
すると、どうでしょう。
やれないと思っていたことがやれた時。
え、薬を飲まなくても仕事できるじゃん。
仕事量が減った分、子どもと接する機会も増えました。
今まで朝の関わりがほとんどありませんでした。
時間に余裕があったので、おにぎりを作って一緒に散歩に出かけ、二人で砂利道に座って食べました。
たったの30分ほどの時間だったかと思います。
でも、その30分で人生が変わりました。
30分あれば出来る仕事はたくさんあります。
しかし、その30分で人生を変えることも出来る事に気づいたのです。
あまり寝れなかったけど、その分無理をしないで仕事量を減らした結果、息子と過ごす時間が増えて、売上を上げて生きていくことだけが大事じゃないことに気づかされました。
睡眠は量より質。
2時間でも寝られればいい。
そう考え方が変わりました。
以前は布団に8時間入らないと寝た気がしなかった私が。
薬をやめたので当然、寝れないかもしれない。
寝れなかったら、明日の仕事はできないかもしれない。
自営業なのでお店を空けなければ収入はゼロだし
お店を作ったときのローンを後3年は返し続けなければいけない。
もちろん不安はあります。
しかし、仕事から帰って来て一番の笑顔で私に飛びついてきて抱っこする権利を獲得できる薬はありません。
あったとしてもそれは本当の笑顔ではないし、私が求めているハグでもありません。
毎日の30分。
1日の中のたったの30分。
1週間で150分。
このひとときが子供に与える影響は良いものでしかないでしょう。
そしてその良い影響が何倍にもなって私に返ってきました。
こんな自分でも仕事ができるのだという自信に変わりました。
今までどこか気が抜けてボーっとしていました。
それが、気が抜けてボーっとしていても最低限仕事をできていればいい。
生きていられればいいじゃないか。
気持ちが少し楽になりました。
もちろん、忙しい時期にはたったの30分でもとれません。
でも気にしない。
無理に時間を作ろうとせず、出来るときにできる範囲で時間を作る事。
時間がない時間がないとせかせか、あっという間に過ぎていた時間を
少し一息ついてこの地球という惑星の中で風を感じて外に出かけてみる。
そうすれば、
薬を飲んでも不安定なのだから、やめて不安定でもいいじゃないか。
そんな人生もある。
やってみてダメだったら他の方法を考えよう。
人生は長い。
いつか自分がいなくなるその時まで、薬に頼って気持ちの面で満たされない人生を送るより
自然体で頑張っていきていこう。
そう思いました。
自分が守りたいものは家庭である。そしてお店である。
もう少しゆったりとした気持ちで、急がないで時間を過ごしていくのもいいのではないか。
これでお店にお客様が来なくなっても、しょうがない。
お店がなくなってしまったら悲しいけど、これはこれで私の人生。
もっと自分と息子を大事にしよう。
まずはそこから始めよう。
とはいっても、仕事の量が減ってポッカリ空いた時間に何をしようか分からなくなります。
今までとにかくどのように時間を有効活用して時間内にどれだけの仕事をこなせるか。
ということに重点を置いてきましたから。
自分で減らしてできた時間に仕事をしないで、自分の気持ちに身を任せてボーっとしてみたり、サボってみたり、本を読んだり。
私は菓子を自分で作って売る菓子店を経営していますから、単純に作る量を減らしました。
作る量を減らした分、製造にかかる時間が減りました。
お客様を呼ぼうと売り込みしなくていいので、売り込みしていた分の仕事がなくなりました。
売るものが少なくなった分、営業時間が減りました。
片づけの量も減りました。
売上も減りました。
しかし、売上は多いほど良いものではなかったです。
多くてもその分自分の時間がなくなり、無理をしてしまうのだったら
無理をしない程度に作って売って終わる
これだけで時間が出来て
普段やれなかったことができたりする
それで自分自身のやる気に繋がるのだから。
ただ、最低限売り上げなければいけない数字はあります。
そこは大事にしながら、自分の体調と相談しながら、時には無理してしまうこともあるけど、
もう少し自分の生活を見直して
もっとお客様にも愛されるお店作りができたらな。
欲張りなのだけど、できれば細く長く。
もしそれがダメだったら、潔くお店をやめて、家庭を守っていく。
そんな選択ができたらいいな。と思います。
自分の好きなことを仕事にして、お店を持って生活をしていくのが周りの目を気にしたらカッコいいけれど、中身はボロボロ。
それより、自分らしく生きてそれが今のお店を続けて良ければ最高で、それが出来なくなってしまってもそれが全てじゃない。
自分が守りたいものは家庭である。そしてお店である。
そう決断しました。
家庭を守るためにお店があって、お店を守るために家庭がある。
優先順位はお店ではなく、家庭ななんだということ。
自分だけは自分が生み出したものを愛して生きていけるよう
世界には、誰かのために自分を犠牲にしてまでも。
という立派な方がたくさんおられます。
それがその人にとっても生きがいだったのだろうと、勝手に解釈しました。
もちろん、自分にとっての生きがいが家庭ではなくお店。
という方もおられるかと思います。
どれをとっても間違いではないと思いますし、家庭が一番大事なのだということを言いたい訳でもありません。
ただ、人によって生きがいは違うし、考え方も人それぞれで、他人が決めるものでは無くて。
自分が決めた生きがいを見つけてそれを達成して生きていくという信念が、周りを感動させるのではないのかなと思います。
誰にでも愛される世界なんてありません。
人はひとりひとり違う思想を持って生まれてくる人間なのだから。
だから、自分だけは自分を愛せるように、自分だけは自分が生み出したものを愛して生きていけるように。
それが世の中で大切なものである。そう思います。
睡眠時間が短くていい。
5時間は寝ないと心配だ。
ひとそれぞれいろんな考え方があるのでどれがあっていて
何が間違っているとは言えないと思います。
前までの私は、布団に入っている時間が少ないととても不安でした。
布団の中に入っているのに眠れないととても不安でした。
でも、そんな私を変えてくれた本があります。
中古価格 |
中古でも販売しているかもしれませんのでぜひ手に取ってよんでみてはいかがでしょうか。
住民登録してある自治体の図書館にもあるかもしれませんので、少し手間はかかってしまいますが
図書館にもよければ足を運んでみてください。(無料)
人によって考えた方も、生活のリズムもそれぞれで
昔と今が違うから不安になることはない。
むしろ、不安と向き合って生きていこう。
そんなふうに考えさせられた一冊です。
睡眠に悩みのある方向けではないかもしれませんが、少ない睡眠時間でも大丈夫なんだと安心感を与えてくれたそんな本です。
こんなのもあります。
眠れないって、とても辛いですよね。苦しいですよね。とても不安ですよね。
私も睡眠導入剤を服用していたので不安な気持ちは少しわかっているつもりです。
今では克服したとは思いますが、たまに寝れない日があったりすると、やはり不安になってしまうことはあります。
でも、ひとりで悩まないでください。
きっと自分にあった解決法がまだ見つかっていないのではないのかなぁと思います。
周りに上手に甘えて、自分のペースに合わせて生活していくのもいいかもしれません。
今は、たくさんの考え方が取り入れられる時代です。
あまり情報量が多くなっても混乱してしまいますが、何か一つでも自分に合った睡眠方法が見つかることを祈ります。
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