個人店に求めているものは何か
自分がお客様だったらと立場を変えて考えてみて見えること
こんにちは。
自分でお菓子を作って売る
小さなお店を経営しているランニングママです。
今回はブログのような感じで自分がお客様だとしたらどんなお店に行きたいのかを考えてみました。
お店を初めてから数年たち、
ライバル店に足を運ぶ理由は調査。
今、どんなものを販売していているのか
あるいは、新しく開発したいお菓子の勉強のために行く。
という動機がほとんどです。
そこで自分が純粋に、お店にお菓子を買いに行くとしたらどんな時だろう。
そんな風に考えてみました。
PayPal対応リンク型カートシステム皆さんは菓子店に足を運ぶ際、なぜそのお店を選んだのでしょうか。
ただお菓子が食べたいから
友達におススメされたお店だから
そのお店のものをもらって自分も気に入ったから
前から気になっていたから
通勤途中にあるから
Facebook(SNS)で見たから
新しくオープンしたお店だから
お返しの菓子が欲しいから
お土産を買いたいから
誕生日ケーキを予約してみたい
近くに来たから寄ってみた
…
もちろん、皆さん一人ひとり違った理由があるかと思います。
私が経営しているのは菓子店ですが
お菓子やケーキなどはコンビニでも美味しいものが買えるし
スーパーには安くて美味しいお菓子や日用品が売っていて便利。
では、スーパーやコンビニに行かずに個人店に足を運ぶ理由、いったい何なのでしょうか。
私が好きなお菓子屋さんに行く理由は、
あのケーキがまた食べたいから。
美味しかったケーキを食べて嫌なこと忘れて気分だけでも幸せになりたいから。
きっと、みなさんお気に入りのお店を何店か思い浮かべることができるかと思います。
それがお菓子屋さんじゃなくても、ラーメン屋さんだったり、飲み屋さんだったりするのかもしれません。
そこにあるのは美味しいという記憶。
私の場合、それに思い出もプラスされているような気がします。
学生の時に宿題で出されたお店めぐりの課題
その課題をこなしている際に見つけたお気に入りのケーキ屋さん。
毎日まかないで食べたあの味をまた味わいたい。
大それた思い出ではないけれど、自分の気持ちが混ざっている
その当時の思い出です。
個人店に求められているのは、美味しさはもちろんだけど、
それにプラスされた自分だけの思い出だったり
優遇だったり、ちょっと得した気分だったり
幸せな記憶なのかなぁと思います。
あまり甘いものが好きじゃない旦那さんと一緒に食べる特別なお菓子だったり
一生に一度この瞬間しかない記念日のお菓子だったり
ありがとうの気持ちを伝えるお菓子。
自分が好きな甘いお菓子を家族や友人と一緒に食べたい。
そんな気持ちを叶えてくれるお菓子。
無事に成長を祝うことができた喜びの記憶に残る誕生日ケーキ。
今まで一緒に働いてきた職場の方への感謝の気持ちを表すお菓子。
特別なものはいつ行っても買うことのできるものではない、
特別な何かのような気がします。
予約しないと手に入らないもの、
行列にならばないと手に入らないもの。
かもしれません。
お店のメニューにない、お客様の気持ちに合わせた思い出も合わせて売る。
サービスやおもてなしはAIでは買えません。
自分のために、こんなことまでしてくれた!
というちょっとした特別感は機械では出来ない思いやりの心であり、
その人のために心から何かをしてあげたい。
という気持ちがなければ出来ないものだと思います。
とは言っていますが、将来AIにも心が入ってまごころ込められたら勝てない気がします…
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それは、幸せを記憶してくれる何かと特別感のある接待。
これかなぁと思います。
あくまでも私個人の意見ですので、いろんな意見や考えがあると思います。
私にとってお菓子屋さんとは、自分の小さいころからの夢でした。
一生懸命作ったお菓子を家族や友達が美味しそうに食べてくれる。
その嬉しかった気持ち、幸せな記憶があるから、
今も、お店に足を運んでくれるお客様のために美味しいお菓子を作っていこうと思えます。
お店をしていると大変なことも多くありますが、それ以上にお客様から喜んでもらえるのが嬉しいです。
たまに聞ける嬉しい感想がやりがいになっています。
自分が考えて作ったお菓子を小さな頃の幸せな記憶と一緒に
今も私を幸せにしてくれる。
とてもやりがいのある仕事です。
今では家族も手伝ってくれているお店。
このお店をこれからも、お客様が来てくれる限り精一杯頑張っていこうと思っています。
たまに弱音も吐きたくなりますが、どんな仕事をしていても愚痴は言いたくなるもの。
そう思って頑張っています。
自分のお店の近くにめっちゃ安くて美味しい個人店、
同じようなお菓子を販売するお店ができたら…と考えるとちょっと怖いですが(笑)
もしそうなっても、たまには自分のお店を思い出してもらえるように。
まずは自分がまた行きたい、また食べたい、また会いたい。
と思えるようなお店にしていきたいと思っています。